シンメトレルは耐性菌が出来やすい?

シンメトレルはアマンタジンを有効成分とする薬で、抗インフルエンザ薬として用いられてきました。
冬になると毎年のようにテレビや新聞などを賑わせるインフルエンザですが、人間をそのインフルエンザから守るためにこれまでにいろいろな薬品開発が行われてきました。
アマンタジンはその有効な手段のひとつとして大いに機能していたと言えます。
アマンタジンを有効成分とする抗インフルエンザ薬はシンメトレルだけではなく、後発薬がいくつも発売されていることからもそれを窺い知ることができます。
ところが現在ではこのアマンタジンを抗インフルエンザ薬として使用することは少なくなっています。
これにはもちろん他に有効な薬が出てきたという面もあるのですが、一方でアマンタジンが特徴として抱える問題もありました。
実はアマンタジンには耐性菌が出来やすいという性質があったのです。
耐性菌とは抗生物質や薬品の効果を受けにくくなったウイルスのことで、この耐性菌が増えてしまうと薬として期待した結果を得られなくなってしまいます。
このため抗インフルエンザ薬としてのアマンタジンの使用が減ってきたのです。
今ではA型インフルエンザのほとんどがアマンタジンの耐性を獲得してしまったとも言われています。